島のむらサロン vol.5 レポート
2023年10月22日
秋晴れのお出かけ日和でした。
今回は茶粥(さつまいも&すいとん入り)をみんなで作りました。
始まってすぐ大問題が発覚します。
スタッフの誰も茶粥をつくった経験がないことが判明しました。
おばあちゃんの知恵にすがろうということで、先輩方のお知恵とアドバイスをいただきながら!
なんとか茶粥らしきものができあがりました。
スタッフの持ち寄った梅干しや味付けひじき、漬け物をおかずにみんなでわいわいいただきました。
天候が本当に良かったので、買い物も皆さんたくさんされていました。
どっさり買って大満足でした\( *´ω`* )/
今回嬉しかった事が、マルシェの出店者さんがお店の机の位置を少し下げて通路を広くとってくれたこと、
そして、認知症の方に配慮して商品説明を簡単な紙に書いて渡してくれたお店があったことでした。
出店ブースの前は歩行器の幅だと通りにくかったのですが、
歩行器のばあちゃん達に配慮してお店の机を下げてくれていました。
そのおかげで歩行器でも通行しやすく、ばあちゃん達もいつもよりはゆったりと買い物を楽しめていたようでした。
また、商品説明を手渡してくれた方は前回のマルシェでの買い物の際に、
認知症のあるばあちゃんが、「すぐ忘れるから…」と不安そうだったのを覚えていてくださり、
今回は紙に商品の説明や扱い方を簡単にまとめたものを手渡してくれました。
どちらもほんの少しの配慮ではあるのですが、
とても大きなことだと感じました。
どちらもばあちゃんたちがマルシェに出かけて来なかったら起きなかった変化ですよね。
普通だと出かけるのを躊躇う、迷惑をかけるからと尻込みをしてしまうばあちゃん達が出かけてきたから、
「そうか、歩行器だとこんなに通りにくいんだ」
「説明しても忘れてしまうんだ」
と気付き、それに対して社会の側が変化してくれたのだと思います。
「年寄りは迷惑をかけるから、、、」
嫌と言うほど何度も聞いてきたこのセリフ、社会の側が変化することで聞かれなくなる日が来るのかもしれません。
その為に、高齢者の為のイベントじゃなくても、出かけるのを尻込みしていても、僕たちは「出かけること」をプッシュし続けていきたいと思います。
年をとっても、認知症があっても何も問題ないよね?普通じゃん?という社会が少しでも身近になることを目指して。
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